- ネーミングセンスとビジネス センスとは何か? 時代の空気(1)
センスとは何か?
時代の空気(1)
センスがあるか無いか、それを評価するのは常に自分以外の人です。
自分にいくらセンスがあると思っていても、回りがそれを評価しなければそれは無に等しいものなのです。
非常に才能にあふれたクリエイターでも、自分ひとりで全てを作りさせるわけではなく、また自分ひとりで世の中が求めていること、言い換えればマーケティング的に求められていることを察知できるわけではありません。
ネーミング一つで、企業に多くの利益をもたらすこともできれば、それまでの開発費をすべて無に帰してしまうようなこともあるのです。
ネーミングは、冷徹なビジネスであって、クリエイターの独りよがりな感覚でつけるようなものではないのです。
一流のクリエイターなら、そのことをみな痛いほど知っているのです。
その上で、決して手を抜かず、考え抜く、また全身で世界を感じぬくことが重要です。
そのことがよい仕事につながるのです。
ネーミングセンスは、時代を読むセンスでもあります。
商品コンセプトによって、向こう10年間、売れ続ける商品にするのならば、10年間、色褪せないネーミングをクリエイトしなければなりません。
そのためには、これからの10年間がどのような時代であって、その間、どのようなネーミングであれば、消費者は受け入れてくれるかを考える必要があるわけです。
未来予測は誰にも完全にはできないことかもしれませんが、しかし、それが求められていることも、また事実なのです。
そうした時代の空気を読めるかどうかは、まさにクリエイターのセンスというべきものです。
鋭敏に現在の時代性を感じるとともに、それが今後どのように変化していくのかをキャッチし、それゆえにどのようなネーミングが妥当性を持つのかということについて、正確に感じ取る必要があります。
ネーミングは思い付きではなく、システマティックに検討されるべきものですが、それでもそこには必ず時代性が加味されていきます。
それをきちんと感じ取れるかどうか、それがネーミングセンスというものだといえるのです。
ネーミングセンスとビジネスは、ネーミングについて解説しています。
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